羽田空港での検疫について-イギリスからの帰国-

こんにちは。今回は日本入国の際の検疫についてです。

明日、3月26日から検疫強化地域にアメリカも追加されることになりましたが、日本に入国する際の検疫においてどのような手続きをしなければいけないのか実際の経験をもとにお伝えします。

325日現在、シェンゲン協定加盟国(英国とアイルランドを除いた欧州の26の国々)またはアイルランドアンドラ、英国、エジプト、キプロスクロアチアサンマリノバチカンブルガリアモナコルーマニアの全域からの入国社に対し自宅またはホテルに14日間待機し、国内において公共交通機関を使用しないことが要請されています。当たり前かもしれませんが、個人的に驚いたのが国内線の飛行機の利用も許可されないため、国内線の乗り継ぎができないということです。なので地方に住んでいる帰国者は一度都内のホテルに2週間待機しなくてはいけません。

検疫に際して、3枚の書類に記入が必要です(私は機内の中で配布されました)

1枚目は申告書。空港から14日間の待機場所への交通手段と滞在期間、滞在場所の住所の記入。

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申告書

2枚目は健康カード。この書類には自宅隔離中の14日間の過ごし方について書かれています。ここにも自分の滞在場所と滞在期間の記入が必要です。(裏面は英語版でした)

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健康カード

3枚目は質問票。まず入国拒否対象地域に滞在していないことの確認。それから氏名、国籍、パスポート番号、性別、生年月日、到着日、航空便名、座席番号、住所、連絡先の記入が必要です。最後に健康状態についての質問が5つあります。

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質問票

この3枚の書類を検疫官に提出し、入国拒否対象地域への滞在歴がないことを証明する紙をもらい、サーモグラフィー検査を経て検疫終了です。

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証明書

率直に想像より規制が緩いと思いました。中国などとは違い、GPSで監視されるということがないので、虚偽の申告をした場合罰せられるとは書いてありますがどのように管理されているのかが分かりません。日本人の良識に委ねられているということなのでしょうか。

現在日本、特に首都圏はこれから回復に向かうか再び感染者数が増加するかの瀬戸際にあります。今週末、東京都民は外出自粛要請が出されました。明日からアメリカも検疫強化地域に追加されますが、欧米からの帰国者の増加によってさらにウイルスが蔓延しないことを祈ります。